2009年6月13日土曜日

座れない椅子

チームメンバー: 北浦智恵 小此木梢美 米倉竜英 壬生真代



コンセプト

「座れない椅子」は、均整の取れていない造形によって、まるで意志を持つ生き物のようだ。 本来、人が座る目的で生み出されるこの人工物が、おどけた姿で巨大化し、私たちの前に現れる。 その傍らでは、植物が椅子の座面を突き抜けて成長し、のびのびと花を咲かせる。植物には、芽吹き、 育ち、花を咲かせ、やがては枯れるという生命の事実、そして時に人工物を凌駕する脅威がある。 「座れない椅子」は、ともすれば忘れがちな生命のダイナミズムを私たちに教えてくれる。


素材: 鉄 

 サイズ: W1000×2000×800 /mm


デッサン



模型



展開図




イメージ図




色の提案

設置現場が施工中ということもあり、椅子の色は現場に相応しい色を選ぶこととし、幾つかの提案をする。



     塗装(モデルは赤)  錆を見せる  ステンレス仕上げ



記憶の声

メンバー:岸美智代 高橋健太朗 岩佐美帆 松野実香


北名古屋市に応募した2つ目の案です


コンセプト

この地域に住む人々の協力を得て個人との関わりを持つ物を集め、ガラスブロックを積み上げた巨大な箱(立方体)の中へ再構成して組み込む。夜それは輝きを得て街に彩りを放ちはじめ、人と人とを結び付ける役割を持つオブジェへと生まれ変わる。また、提供したという行為を共有することで街の人々が新たなコミュニケーションのきっかけを持ち、やがてそれが大きな一体感として街全体を包み込む。最も重要な事は、住民と物と提案者とが三位一体となって初めて成立する作品である事。そして人と人との関わり合いの中で、心の豊かさを得ることこそが日々の生活を送る上での活力・癒しと成りうるのだと見出す事である。



模型


完成イメージ図




図面



素材:ガラスブロック・地域の人々から集めた品・ライト

サイズ:W1000×2000×700mm


設置イメージ図




結果は6月21日に発表です

よい結果がでてくれることを期待しています

街の鏡

メンバー:岸美智代 高橋健太朗 岩佐美帆 松野実香


このチームは2つ案を提出しました。1つ目の案が「街の鏡」です!



コンセプト

ステンレス板が敷地内から発生し、風や街の空気の動きによって揺らいでいる様子を作りす。街の風景を映しこむことによって、人々に不思議な感覚を与えると共に、時間の変化や季節の移り変わりを感じてもらいたい。


模型



素材:ステンレス

サイズ:W1000×2000×800mm


映り込みイメージ図




感想

岸:チーム内で様々な意見が飛び交う中、プランが新たな形へと変貌していく様にグループワークならではの面白さを感じました。とてもタイトなスケジュールでしたが、協力し合い学ぶことも多い充実した期間になったと思います。実際に設置された様子を見てみたいです.


高橋:プレゼンボードの作り方を覚えて、スキルアップしたぜーーーーー


岩佐:今回のプロジェクトでは自分のアイデアを人に伝えることの難しさを痛感した。頭の中では完璧でもそれを言葉や絵にして伝えることには、たくさんの行程や仕事を必要とするのだと学んだ。それは同時に自分のアイデアを客観的に検討するいい方法であることもわかった。


松野:チームでひとつの目的に向かって作品を作り上げていく難しさを感じながらも、粘り強くみんなで試行錯誤をしていきました。出来上がった作品は一人ではつくり上げられないものです。私ひとりでは出てこないようなアイディア、知識や技術をチームで行うことによって多くのことを自分の中に吸収できたと思います。そしてこの経験を次に生かしていきたいと思います!

みなさん本当にお疲れ様でした!!! 

2009年6月6日土曜日

各チームが発展させた案の発表とチェック

環境とアート ゼミ記録 2009/06/06


参加者:岩佐、小此木、米倉、高橋、岸、松野、北浦

この作品は北名古屋市のオーダーメイドになりうるか?






ステンレスチーム 

ゆれるステンレス

前回のプランから考えたこと 


 ・敷地面積(100×80cm)を考えて、中に人が入れるだけの空間を確保することが困難。


 ・ひとつのかたち・・・エッジがたっていると危険→角を丸くする。


 ・草むらのイメージでランダムに配置する。→角度を変えた配置で、反射効果等見え方の多様性をねらう。




密度が高くないか。風が吹いたらぶつかりそう。傷がついたら鏡面の効果が無くなる。


 少し本数を減らしたらどうか。ぶつかりの軽減と、向こう側が見え隠れする要素を取り入れることができる。


 エッジの危険・・・角は少し落とせば問題ないだろう。





草むらのイメージと言っているが、この見え方で共通言語になりうるのか疑問。


 ・・・かたち?密度の問題か?


 草むらのイメージは最初からあったのか?途中で出てきたものなのか。「草むらに見える」ということでこの方向に進んだのであれば、当初のイメージからずれてしまっていないか。


ステンレスの映り込みやかたちの集積した面白さと、草むらに見えるということを混同しないほうがよいだろう。


名古屋駅西口の百合のモニュメントに似ているが、迫力負けしている。




つむ


 ・地面を突き破って盛り上がってくるイメージ。


 ・植物の芽の力を表現、玉は種のイメージ。






説明しすぎでないか。70年代の野外彫刻によく見られたパターンを現代でやっても面白くない。玉のサイズも大きければ別だが、この敷地内のサイズではどうか。また、玉というかたちの必然性はどこから来たのか。「さも意味ありなん」とかんじさせる割には何がしたいのかわからない。予算的にステンレスの鋳物というわけにはいかない。プロセスの中で要素がプラスされてばかりで、マイナスがなされていない。



花チーム 


 ・植物は季節によって植え替える。


 ・日々の変化を作品に取り込む。


 ・座れない椅子+植物







植物をどう絡めていくのかがポイントになる。

コンペのフォーマットからは外れているので(ランニングコストの問題)、それを超える魅力をアピールしていかないと厳しい。




椅子・・・既製品をもってきても面白くない。椅子+植物の組み合わせだけでいえば、ガーデニングの世界にあるし、そちらのほうがよっぽど面白い。それよりも、デフォルメしたかたち、サイズで構成したらどうか。そういった意味でかたちを出してこなくてはならないのに、それが全然練られていない。かたちの強さを出してほしい。年中花が咲くわけではないので、植物がないときの状態、見え方も考慮しておかなければならない。




まとめ


アートという立場から、切り口となる自分たちの位置をはっきりとさせてほしい。


「どんな方向から何をつくっていくのか」


チームで進めていくときに、全員が責任の所在を持つこと。


4人いれば25%ずつを持ち寄るのではなく、各自が100%のモチベーションで臨んでほしい。


ここからもう一度プランを練り直して応募までもっていくこと。


時間は無いがまだやれる、ぎりぎりまで粘ってほしい。






確認事項


申込書の郵送リミット・・・6/4(木)17時(郵便局)


模型搬入・・・6/13(土)次回ゼミ(6/9)では、応募した最終案の模型チェックを行います。





2009年5月26日火曜日

ラフマケットによるディスカッション②

環境とアート ゼミ記録 2009/05/26


参加者:岩佐、小此木、米倉、高橋、壬生、岸、堀田、松野、北浦




         




各自が前回から発展したアイデアを発表し、その後、抽選によってチームプランを選びました。



積み上げた建物




 西春駅周辺の建物などをモチーフとして造形したものを積み上げる。


 近隣に名古屋芸術大学があるので、美術と関連付けたイメージのオブジェはどうか。


ステンレスのオブジェ




中に人が入れるような空間にしたい。

大きな人と、小さな人が触ってのぞける彫刻

         



触れる人のサイズ、作品に関わる方向が限定されてしまわない工夫がほしい。



歩道のタイルが壊れて植物が生えてきたようなイメージ


  



大きな穴の中と、それをのぞきこむ人の彫刻



穴の中は鏡面にして、のぞきこむと底に見る人と彫刻の人が映りこむ。


鉄板のしなりを見せる



自然の重力でたれ込む。




花の帽子

           


帽子の上に花が咲いているのではなく、いっそ帽子全体が植物でできているようなイメージに持っていったほうが面白そう。






石と鏡


         





石と鏡面のバランスを再検討したプラン


家に大きな穴が開いたようなもの


  内側を鏡面にする。




ツツジのオブジェ



 花の芯をパイプにして覗き込めるようにしたい。


投票の結果、選ばれたプラン


  ①風にゆれるオブジェ (ステンレス)


   これを軸に要素として取り込むアイデア・・・たわむステンレス、回転するフレーム、石と鏡面   




   ゆれることと、鏡面という要素の上で作品の展開を考える。作品の規定サイズを考えて人が中に入るという設定を検討する必要がある。  






  ②花の造形 (オブジェの表面を花で覆う)


   これを軸に要素として取り込むアイデア・・・細長い家、座れないイス 


もともとは帽子のアイデアだが、形態をほかの案などから取り込むことも検討する。




問題点:ランニングコストがかかる。メンテナンスが必要になる。


細長い家と組み合わせて、窓部分のみ花を使うなどすると、コストを抑える方向でも検討してみる。または、参加型というスタイルを提案するなど、工夫が必要。






チーム編成


 ① 岩佐、高橋、松野、岸


 ② 北浦、壬生、米倉、小此木


今後の動き


  アイデアを発展させ、素材、サイズ等検討。模型製作。コンセプトをまとめる。


  次回ゼミ(62日)にてチェック後、最終変更を加えて、最終模型作成。


確認事項


  申込書の応募締め切り 65日(金)必着・・・郵送は遅くとも63日に行う。


  模型搬入 613日(土)



2009年5月19日火曜日

ラフマケットによるディスカッション①

環境とアートゼミ記録  2009/05/19


出席者:米倉、小此木、岩佐、壬生、岸、松野、北浦




壬生


テーマ:A:リトルガーデン


     B:すわれない椅子のオブジェ


     C:ガラスの積層 


     D:


 B:あえて台座に乗せてみるというのもおもしろいのでは。


   座れない椅子とはなんなんだ!!というのを考えさせられる作品を。


素材:B:フィギュアや日用品とかで集積する。


台座の作家レイチェルホワイトリード 宮脇愛子


形自体に魅力のある作家ジャンアルプ


形自体に魅力のある作家2ヘンリームーア






松野


テーマ:パイプの積層によって見える向こう側の風景


 置く方向によって見え方等が変わってくるのではないのか。例:信号機とか


 全体のフォルムは作るのか、それとも規格最大サイズでいくのか。


 卒業制作の作品も参考作品として提出するといいのではないのか。


素材:ステンパイプで良いのではないか。


米倉


テーマ:オブジェを積み上げる。 


オブジェに北名古屋市的な要素を取り込んでみては。(北名古屋市的な要素って何?)


もしくは、米倉君の私的な道具(ノミ、カナヅチ、鉛筆など、普段制作に使っているもの)シリーズにしてしまうとか。



素材: 木? 鋳物(ブロンズ、アルミ等)だと予算オーバーしそう。


    カラーコンクリートは? 型を作って流し込むよりも、モデリングの方が成形の自由が効くのではないか。






テーマ:A ワーヤーとガラスを通して、向こう側の景色を絡ませる。


     B 通常触れることのできない彫刻に触れることのできる面白さ。 


     C 動物を真ん中で切って、道路の向こう側とこちら側に配置する。



  B:遠くから見て形が面白いものがいいのでは?


   通りの向こうとこちら側で素材を変えて設置してみたり。


  C:動物を抽象化としたらどのように抽象化するのかで意味が生まれてきたりする。



素材:B 触れて気持ちのいいものなどおもしろいのではないのか。 


    C FRPで出来ないだろうか?



岩佐


テーマ:ハーフミラーのオブジェ


       風で揺れる 


       オブジェのスリットから周りの景色が見える+鏡面には見ている人の姿が映り込む


A周りの風景を映し込みたいのか、Bオブジェとしたいのかで、方向性が分かれてきそう。


 A:造形的なかたちを持たせない方がよいのでは?映り込みより、もかたちに眼がいってしまう。


 B:風によって揺れる、というポイントに絞ってしまった方がシンプルになる。見えるものの揺らぎという


  ことなら、鏡効果を使わなくてもよいのでは。


ハーフミラーを使っている作家ダン・グレアム


素材:ハーフミラー・・・あちらとこちらが曖昧に映り込むような必要があるのだろうか。


   中途半端な鏡効果よりも、本来の鏡にしてはどうか。


   ガラスだと厚さはどの程度必要になるのか・・・5mm


北浦


テーマ:A:石とガラス(または鏡面)の組み合わせ


    B:帽子のオブジェ


A:石の割合と、角を消す透明部分の割合で完成度、見た目が変わるだろう。


 模型で見え方の実見をするしかない。


素材:B:黒御影石、アクリルもしくはガラス(厚10mmくらい)


    鏡面にすると完成度は上がる。


石で活躍している作家村井進吾












次回はマケットのチェック②です。



2009年5月12日火曜日

アイデア発表②

環境とアート ゼミ記録 2009/05/12


参加者:岩佐、小此木、米倉、高橋、岸、松野、堀田、北浦


本日、土屋先生は都合により欠席。南川先生に授業を進行していただきました。






米倉


水が流せる道路


ドアのスイッチ 



共通のコンセプトはあるのか、ないのか。



 スケールを変えることで見る人にエラーを起こさせるが、そこにどのようなストーリーを盛り込んでいくのか。行為を裏付けるようなもの。



岩佐


ミラーガラスの筒


水の揺らぎ どのような現象が起こるのか実験してみる必要がある。



壬生


座れない椅子


 日常生活上にあるものを模って、それらを積み上げて椅子全体のフォルムを構成してみてはどうか。  二つの椅子が向かい合っているなど・・・。 



単純さは見る人のイメージを喚起することもある。造形が物を言い出すとうるさくなることもある。


遠くから見たら座れない椅子、近くによると座れる小さな椅子の集積・・・など、遠近で物語を変えてみてはどうか。 



高橋


フレーム


 隔たりのない空間に扉があることで、生まれてくる意味があるのかもしれない。


 ただのフレームとしてだけでなく、町の写真などと組み合わせてダブルイメージにするなど、もう工夫ほしい。




道路の両側でひとつのかたちを見せるプラン


 ひとから動物に変化した。切り口は平らで黒くする。


 もののクオリティが問われる。


のぞき穴


フレームにガラス玉


張り巡らされる線に対しての根拠が問われるだろう。



まとめ


 それぞれのアイデアを立体化して展開を考える。


 現象ものについては、実験を行う必要がある。




 次回はマケットによるプレゼン。