2009年5月26日火曜日

ラフマケットによるディスカッション②

環境とアート ゼミ記録 2009/05/26


参加者:岩佐、小此木、米倉、高橋、壬生、岸、堀田、松野、北浦




         




各自が前回から発展したアイデアを発表し、その後、抽選によってチームプランを選びました。



積み上げた建物




 西春駅周辺の建物などをモチーフとして造形したものを積み上げる。


 近隣に名古屋芸術大学があるので、美術と関連付けたイメージのオブジェはどうか。


ステンレスのオブジェ




中に人が入れるような空間にしたい。

大きな人と、小さな人が触ってのぞける彫刻

         



触れる人のサイズ、作品に関わる方向が限定されてしまわない工夫がほしい。



歩道のタイルが壊れて植物が生えてきたようなイメージ


  



大きな穴の中と、それをのぞきこむ人の彫刻



穴の中は鏡面にして、のぞきこむと底に見る人と彫刻の人が映りこむ。


鉄板のしなりを見せる



自然の重力でたれ込む。




花の帽子

           


帽子の上に花が咲いているのではなく、いっそ帽子全体が植物でできているようなイメージに持っていったほうが面白そう。






石と鏡


         





石と鏡面のバランスを再検討したプラン


家に大きな穴が開いたようなもの


  内側を鏡面にする。




ツツジのオブジェ



 花の芯をパイプにして覗き込めるようにしたい。


投票の結果、選ばれたプラン


  ①風にゆれるオブジェ (ステンレス)


   これを軸に要素として取り込むアイデア・・・たわむステンレス、回転するフレーム、石と鏡面   




   ゆれることと、鏡面という要素の上で作品の展開を考える。作品の規定サイズを考えて人が中に入るという設定を検討する必要がある。  






  ②花の造形 (オブジェの表面を花で覆う)


   これを軸に要素として取り込むアイデア・・・細長い家、座れないイス 


もともとは帽子のアイデアだが、形態をほかの案などから取り込むことも検討する。




問題点:ランニングコストがかかる。メンテナンスが必要になる。


細長い家と組み合わせて、窓部分のみ花を使うなどすると、コストを抑える方向でも検討してみる。または、参加型というスタイルを提案するなど、工夫が必要。






チーム編成


 ① 岩佐、高橋、松野、岸


 ② 北浦、壬生、米倉、小此木


今後の動き


  アイデアを発展させ、素材、サイズ等検討。模型製作。コンセプトをまとめる。


  次回ゼミ(62日)にてチェック後、最終変更を加えて、最終模型作成。


確認事項


  申込書の応募締め切り 65日(金)必着・・・郵送は遅くとも63日に行う。


  模型搬入 613日(土)



2009年5月19日火曜日

ラフマケットによるディスカッション①

環境とアートゼミ記録  2009/05/19


出席者:米倉、小此木、岩佐、壬生、岸、松野、北浦




壬生


テーマ:A:リトルガーデン


     B:すわれない椅子のオブジェ


     C:ガラスの積層 


     D:


 B:あえて台座に乗せてみるというのもおもしろいのでは。


   座れない椅子とはなんなんだ!!というのを考えさせられる作品を。


素材:B:フィギュアや日用品とかで集積する。


台座の作家レイチェルホワイトリード 宮脇愛子


形自体に魅力のある作家ジャンアルプ


形自体に魅力のある作家2ヘンリームーア






松野


テーマ:パイプの積層によって見える向こう側の風景


 置く方向によって見え方等が変わってくるのではないのか。例:信号機とか


 全体のフォルムは作るのか、それとも規格最大サイズでいくのか。


 卒業制作の作品も参考作品として提出するといいのではないのか。


素材:ステンパイプで良いのではないか。


米倉


テーマ:オブジェを積み上げる。 


オブジェに北名古屋市的な要素を取り込んでみては。(北名古屋市的な要素って何?)


もしくは、米倉君の私的な道具(ノミ、カナヅチ、鉛筆など、普段制作に使っているもの)シリーズにしてしまうとか。



素材: 木? 鋳物(ブロンズ、アルミ等)だと予算オーバーしそう。


    カラーコンクリートは? 型を作って流し込むよりも、モデリングの方が成形の自由が効くのではないか。






テーマ:A ワーヤーとガラスを通して、向こう側の景色を絡ませる。


     B 通常触れることのできない彫刻に触れることのできる面白さ。 


     C 動物を真ん中で切って、道路の向こう側とこちら側に配置する。



  B:遠くから見て形が面白いものがいいのでは?


   通りの向こうとこちら側で素材を変えて設置してみたり。


  C:動物を抽象化としたらどのように抽象化するのかで意味が生まれてきたりする。



素材:B 触れて気持ちのいいものなどおもしろいのではないのか。 


    C FRPで出来ないだろうか?



岩佐


テーマ:ハーフミラーのオブジェ


       風で揺れる 


       オブジェのスリットから周りの景色が見える+鏡面には見ている人の姿が映り込む


A周りの風景を映し込みたいのか、Bオブジェとしたいのかで、方向性が分かれてきそう。


 A:造形的なかたちを持たせない方がよいのでは?映り込みより、もかたちに眼がいってしまう。


 B:風によって揺れる、というポイントに絞ってしまった方がシンプルになる。見えるものの揺らぎという


  ことなら、鏡効果を使わなくてもよいのでは。


ハーフミラーを使っている作家ダン・グレアム


素材:ハーフミラー・・・あちらとこちらが曖昧に映り込むような必要があるのだろうか。


   中途半端な鏡効果よりも、本来の鏡にしてはどうか。


   ガラスだと厚さはどの程度必要になるのか・・・5mm


北浦


テーマ:A:石とガラス(または鏡面)の組み合わせ


    B:帽子のオブジェ


A:石の割合と、角を消す透明部分の割合で完成度、見た目が変わるだろう。


 模型で見え方の実見をするしかない。


素材:B:黒御影石、アクリルもしくはガラス(厚10mmくらい)


    鏡面にすると完成度は上がる。


石で活躍している作家村井進吾












次回はマケットのチェック②です。



2009年5月12日火曜日

アイデア発表②

環境とアート ゼミ記録 2009/05/12


参加者:岩佐、小此木、米倉、高橋、岸、松野、堀田、北浦


本日、土屋先生は都合により欠席。南川先生に授業を進行していただきました。






米倉


水が流せる道路


ドアのスイッチ 



共通のコンセプトはあるのか、ないのか。



 スケールを変えることで見る人にエラーを起こさせるが、そこにどのようなストーリーを盛り込んでいくのか。行為を裏付けるようなもの。



岩佐


ミラーガラスの筒


水の揺らぎ どのような現象が起こるのか実験してみる必要がある。



壬生


座れない椅子


 日常生活上にあるものを模って、それらを積み上げて椅子全体のフォルムを構成してみてはどうか。  二つの椅子が向かい合っているなど・・・。 



単純さは見る人のイメージを喚起することもある。造形が物を言い出すとうるさくなることもある。


遠くから見たら座れない椅子、近くによると座れる小さな椅子の集積・・・など、遠近で物語を変えてみてはどうか。 



高橋


フレーム


 隔たりのない空間に扉があることで、生まれてくる意味があるのかもしれない。


 ただのフレームとしてだけでなく、町の写真などと組み合わせてダブルイメージにするなど、もう工夫ほしい。




道路の両側でひとつのかたちを見せるプラン


 ひとから動物に変化した。切り口は平らで黒くする。


 もののクオリティが問われる。


のぞき穴


フレームにガラス玉


張り巡らされる線に対しての根拠が問われるだろう。



まとめ


 それぞれのアイデアを立体化して展開を考える。


 現象ものについては、実験を行う必要がある。




 次回はマケットによるプレゼン。