2009年10月30日金曜日

芯棒づくり

2009/10/30 岸、高橋




am 9:00     鋼材を買いに車で瀬戸へ


am 10:30    3.2mmの鉄板を500×300にカット
          そこへ丸パイプを垂直に溶接

am 11:00    芯棒完成 !!



記録 高橋
       

10月29日

2009/10/29 北浦、松野、岸、高橋、小此木

10月29日
北名古屋市への経過報告内容や役所からの要望、最終的な方向性をみんなと再認識しました。

10月29日議題
・芯棒の構造をどのようにするか?
・そこへものをどう固定するか?

万が一のメンテナンスの事を考え、十分過ぎるほどの安定性を求めようとするあまり、複雑な芯棒を考えだしてしまいました。この案を先生に報告すると、見事にNG!!!!!
もっとシンプルに考えたらとアドバイスをもらい、
500mm×300mm、t=3.2mmの鉄板中心へ直径27.2mm、長さ1990mmの鉄丸パイプA20を垂直に溶接するというシンプルな構造になりました。
ふたについてはステンレス板の裏側に芯棒のパイプ径より少し広いステンレスパイプを溶接し中の芯棒がそこへ入る様な構造になる予定です。

物と物の固定方法については、安易に接着剤等を過信して使うより、より確かな番線でがっちり固定するという案で進んでいます。

記録 高橋

2009年10月28日水曜日

北名古屋市への経過報告

2009/10/28 高橋、小此木、北浦

北名古屋市役所へ経過報告に行ってきました。
以下は報告に対し北名古屋市からの要請です。

《 ガラスブロック部分 》
基礎とガラスブロックの設計図を出来るだけ早く提出してほしい。
基礎の施工指示も含んでかまわない。

後日、中の維持管理が出来るように、ふたを取り外し可能にしてほしい。

ガラスブロックの重さ(工務店が作用する部分にかかる総重量)が知りたい。

水抜きに関しては、一時に大雨が降ると道路の冠水が起こるので、そのことも考慮して設計してほしい。
ガラスブロック内部空間の底辺部分を持ち上げてみてはどうか。
(見た目にどのような影響があるか・・・要注意)


《 内側の部分 》
預かったオブジェの内、使用できないと判断したものは、後日丁寧に持ち主に返却してほしい。
中のオブジェの耐久性が心配なので、十分考慮してほしい。
実物を入れるという方法だけでなく、実物をかたどったものや、表面にコーティングするなどの方法も検討してほしい。
作品の肝となる部分であることを十分考慮して制作してほしい。

《 全体のスケジュール 》
11月30日に作品完成、写真等の資料提出の上、12月19日に2次審査。

3月の設置日程は未定。
2月中に基礎、ガラスブロックの施工を終了し、3月上旬に中のものを本体に落とし込むことができるように段取りをとりたい。


この後、商店街をまわり、思い出の品を提供していただきました。
喫茶店では昔の駅前や商店街の賑わいの様子を聞かせてもらいました。

記録/北浦

2009年10月27日火曜日

ゴミをダイヤモンドに変えるとは?

参加者:北浦、松野、 岸、高橋、壬生、小此木、岩佐

まず最初に北名古屋市モニュメント制作の今後のスケジュールの確認をした。

北名古屋市から送られてきた資料をコピー、全員に配布。

≪資料の内容≫

7月10日   契約締結

8月10日   設計図提出期限 
 
  9月     制作進捗状況報告・・・写真で報告

11月30日  作品完成期限・・・8月提出の設計図に出来形のサイズ、重
                    量等を記 入した出来形図を提出

12月上旬   二次審査・・・完成作品の確認

 1・2月    設置個所の基礎工事・・・市で施工

3月上旬    作品の納入、設置・・・搬入:作者負担、設置:市負担
         完了検査

3月下旬    契約代金の支払い


※ただし私たちの作品は設置と同時に完成になるため、11月30日の段階で「作品完成」の報告、12月での完成作品の確認はなし。
      
       ↓ ↓ ↓

≪スケジュールの改定事項≫


10月中   ガラスブロックの中にいれる品物の確保

11月中   ガラスブロックの内部(集めた品物の組み立て)の完成
        設置、落とし込み方法の確定

 2月     ガラスブロックの施工(2~3日)

3月上旬   内部の落とし込み(1日)


≪報告事項≫

・ガラスブロックの施工についてはほぼ確定、依頼、発注済み
 (変更はガラスブロックがイタリア製の輸入ものになること)
・約100万円という見積もり
・商店街の人々から集めた品物の紹介


外側のガラスブロックの施工に関することは大方落ち着いたが、続いて前回に引き続き今回も、中身の問題が大きく取り上げられた。

商店街の人々から自主的に提供してもらったものを作品の核として扱いながら、作者である私たち自身の”思い出の品”や、その他必要なものを私たちがセレクトして集めてもよいのではないかという意見も出た。
私たちには最終的な作品のイメージを作り上げていく責任がある。集まったものをまとめるだけでは作品にはならない。”もの”を”作品”へと昇華させなければならない。


次に集めたものをどういう形、方法でガラスブロックの中に入れるかいう問題があがった。
その中で以下の3つの案が出た。

① 品物同士を溶接、または針金等で固定した塊状のものをつくる。
② かご状のものをつくってそこに品物を納める。
③ ガラスブロックの内径で立方体のフレームをつくり、その上下面から針金を吊って品物を固定する。

・②③については構造体が見えてしまうことが指摘された。
・③については時間の経過によるワイヤーのたるみが問題視された。

とりあえずやってみないことには話が進まないということで、前回作ったガラスブロックの内空間を実寸で再現した木枠の立方体で、実際に品物を配置しながら考えることになった。

これから先、前回南川先生から指摘された塗料、色を使うという方法を含め、作品としての最終的な姿を検討しなければならないことが明確になった。せっかく提供してもらった品物たちをただのゴミにしてはいけない。それらをダイヤモンドのごとく光り輝くものにするにはどうしたらいいのか。来週は祝日、再来週は舟越桂さんのレクチャーのため2週間ゼミはないという過酷な状況だが、より魅力的な作品になるか否かはこの11月にかかっている!!


記録:岩佐

2009年10月24日土曜日

南川さんからの喝!

環境とアート ゼミ記録 2009/10/20
参加者:北浦、岸、松野、壬生、米倉、岩佐、小此木

今日は南川さんに進行状況を報告し、それに対してアドバイス、というか喝をいただきました.


◆チームリーダーに関して(重要!)

このチームには、リーダーがはっきりと決められていない。指示する人がいないため、事が進んでいかない。誰が指揮をとるかをはっきりさせよう。

◆中に入れるオブジェに関して

①設置方法
・先にガラスブロックで箱を作り、上から入れていく以外方法はない。上から吊るすという設置する案が出ているが、厳しい。 何より、搬入が難しい。

②集めてきたものの見せ方

オブジェをそのまま入れるだけというのは、非常に危険。表面に何か施すと提供してくれた方に悪いというのは、気を遣いすぎている。

土屋先生の作品も、その土地にあるものを使うというものだが、先生の作品の場合それが作品として成立している。たとえば、橋脚の作品は橋脚を扱っていることが分かるだけでなく、橋脚を超えたものになっていいる。そこが土屋先生の作品の最大の魅力である。

あくまでも、作るのはアート作品だということを忘れない。

一つの案として、表面にポリウレタンなどで塗装するのはどうか?
また、オブジェどうしの接着は難しいため、間に違う素材のものを入れる方法を考えてはどうか?

役所とのコミュニケーション

ひとつひとつの確認を怠らないようにしよう。何事も曖昧にしておかない。
日ごろからきちんとコミュニケーションがとれているかいないかで、何かアクシデントが起こった時の対応が違う。

<南川さんのアドバイスを受けて…>
南川さんから出たオブジェの表面に塗装する案を、試しに進めてみることにしました。

ポリウレタンについて調べるために梶田絵具店へ。お店の人によると、、、
◆ポリウレタン
・主剤 と 硬化剤 を 4 対 1 で混ぜる。
・ツヤ消し剤もある(主剤、硬化剤自体はツヤがある)
・刷毛塗りより、スプレーでふいたほうがきれい
・ふいた上から、透明のポリウレタンをふくと、層ができるため、紫外線からのダメージが減る。
・80~90℃を超えると、ひび割れなどが起こる。
良い点→車の塗装に使われているため、色のバリエーションが多い。
悪い点→耐候年数は10年。フッ素よりは劣る。

◆フッ素
良い点→耐候年数は10~15年(未満)。ポリウレタンより長い。
悪い点→需要が少ないため色のバリエーションが少ない。
    色の微妙なニュアンスを表現できない。

●下地処理●
塗装をする前に下地作り必要で、それも素材によって様々。
鉄であればエポキシ系のプライマーを使用する。


<これからやること>
・ガラスブロックのボックス内の気温変化を調べる

ポリウレタンは気温が80~90℃を超えるとひび割れが起こるため、
ガラスブロックのボックス内の1年の温度変化を調べる必要がある。

・中のオブジェをどのようにするかを考える

北浦さんからは、ワイヤーで吊るすのではなく、上と下でつなぎモノの位置を固定し、ワイヤーの色に合わせてモノをシルバーで塗装する、という案がでています。
他にもいろいろな案を考えて持ち寄りましょう!

・オブジェの配置をかんがえる

岩佐さんと小此木さんが、ガラスブロックのボックスの内側の空間に合わせた木枠を作ってくれたので、一度試しにモノを吊るして配置などを考える。
作品のイメージを明確にする。



期限も迫ってきているので、みんなで協力し合って進めていきましょう!!!




記録:壬生

2009年10月21日水曜日

突然の電話・・・!

環境とアート ゼミ記録 2009/10/16


参加者:松野、高橋、壬生、岩佐、小此木、米倉







一週間くらい前に市役所の方から、商店街の自治会がガラスブロックの中へいくつか入れて欲しい物があるみたいだから連絡を取ってほしいと電話があり、その後みんなで日時を調節し商店街へ向かった。





長久手から北名古屋市へは車で1時間30分・・・近いようで遠い距離です。









こんにちわー!! みんなでお店へ訪ねると奥の方から、ちょっと待ってねー!すぐ行くからー!と声が聞こえてきた。




間もなく、店の奥から大きな茶色の紙袋を手に下げた店主さんが出てきてくれました。






          紙袋の大きさにみんな驚きました!!!





これまで、作品説明と思い出の品を提供して頂けるようにメインストリートに並ぶお店はもちろん、少し路地へ入ったお店にも何件かみんなで伺っているのですが、突然の事でどんな物を出したらいいのかとお店の人達も困っていて、なかなか思うように集まらなっかたのも事実・・・予想よりも物集めに苦戦していた時期でした。



どんな思い出が入っているんだろう? みんな熱い視線で紙袋を見つめました。





        はじめに中から出てきた物は沢山の賞状でした。





昔は町内ごとに野球チームがあったそうで、商店街のある町内のチームが試合で賞を取った時のものだそうです。





  次に出てきた物は商店街のお母さん方が昔賞を取った時にもらった首から下げるメダルでした。





とても大切に保管してあったのか、かなりきれいでした。

他には、昔配っていたであろう商店街のシールや思い出の写真、どれもこれもこの町内の思い出が詰まった品々でした。

ありがとうございました!とお礼を伝え、検討してみると言って頂いたお店を再度何件か伺いました。





・ 酒屋さんで、古いとっく利。


・ ツタヤさんで、今では見かけないペコちゃんグッズ。


・ ふとん屋さんで、現役で使っていた古い鉛筆削り機。


・ 土木会社さんで、初期に出た携帯電話、子供のおもちゃ、トランシーバー。


を提供して頂きました。ありがとうございました!




今後の予定は、来週再々々々度商店街へ足を運び思い出の品を提供して頂けるようにお店を訪ねます。この訪問を最後に、提供して頂いた思い出の品をどう紡いでいくかという段階へ入っていきます。

良い作品にする為にみんなで力を合わせて頑張ります!!

記録:高橋

2009年10月14日水曜日

常滑フィールド・トリップ2009

環境とアート ゼミ記録 2009/10/13
参加者:北浦、岸、高橋、壬生、松野

今日のゼミは、愛知県常滑市に行ってきました!



それは・・・



『常滑フィールド・トリップ2009』 の展覧会を見るために。
http://tokoname-fieldtrip.jp

この展覧会には土屋ゼミの北浦さんと岸さんも出展しています!

また東京の武蔵野美術大学からも、助手の中村さんが来ていて一緒に展覧会を回りました。



●『常滑フィールド・トリップ2009』とは・・・
 『地域と創造』をテーマに、創作活動に取り組んでいる人たちの手による自主企画です。出展者が常滑という地域と関わり合いながら空き家や空き地をアートスペースとし、作品展示を行っている展覧会です。


展覧会の会場は、起伏のある路地や狭い道が多いです。またそんな路地に自生する植物などを見るのも楽しいです。



全ての会場を訪れるには、約2,5㌔の距離を歩きます。












ふとした場所にも作品が置かれています。この写真は、のぞき穴をのぞいている最中です。

                   中村さんも覗いています!


●作品は全部で25作品あり、3組の出演者によって構成されています。
ここで愛知県芸の学生の作品を少し紹介をします。



これは北浦智恵さんの作品です。砂浜の砂を部屋一面に敷き詰めて、そこへかつての常滑の海沿いを歩いた様子を投影しています。ゆらゆらと映る感じがとても不思議でした。

                 タイトル 『空景色』
これは宇田ももさんの作品です。何本も並んだ水色の糸が、とてもキレイで印象的でした!




            タイトル 『境目に重なる時』 
これは岸美智代さんの作品です。 1階から2階にかけて鉢植えを積み上げています。展示場所の空き家に入った瞬間、この空間にひきこまれました。


余談ですが・・・
土屋先生は今回展示されているひとつの作品に関連して、”わびさび”について触れました。
そこで岡倉天心の『茶の本』を読むように、薦められました。



                                集合写真in常滑


また遠出してみんなで展覧会など見に行きたいですね!


常滑フィールド・トリップ2009は10月18日(日)までなので、
興味のある方はぜひ見て下さい。
記録:松野