2010年3月3日水曜日

設置



まずはガラスブロックを覆っていたシートを外して、先週の雨の中の作業でガラスブロック表面についた汚れを掃除しました。ガラスブロックの内部は、高さ2mのブロックの淵部分から出入りして、人ひとりが何とか入れるだけのスペースしかなく、難しい作業でした。高橋君、米倉君ありがとう。

午後4時。オブジェの梱包を解き、ユニックで吊り上げて、いよいよ落とし込みです。商店街の皆さんや市の関係者の方々に見守られながら、ゆっくりとガラスブロックの中へオブジェが落とし込まれました。一発勝負の仕事でしたが無事に収めることができました。


ガラスブロック上面に虫除けの網を施し、ステンレスフレームと強化ガラスでふたをして完成です。最上面にガラスが入ったことで、軽快な印象になりました。

約10ヶ月の取り組みが、ひとつの作品としてかたちを成すことが出来ました。多くの方々に協力していただかなければ実現しなかったことを実感しています。通りを行き交うみなさんに愛される作品になるよう願っています。

通りの環境整備工事はまだまだ続きます。作品のお披露目はもう少し先になりそうです。

ひとまずお疲れ様でした。土屋ゼミ2009は残すところ活動記録冊子のまとめとなりました。

もう一息、最後まで協力してやりましょう。




記録:北浦

2010年2月26日金曜日

ガラスブロック施工


いよいよ現場での施工が始まりました。
北浦・松野・岸・岩佐・米倉が現場の立会いに行ってきました。
まず、基礎(空気を循環させるパイプはすでに装着済み)にケミカルアンカーを打ち込み、アンカーボルトを立てます。続いてレベルを出しながらガラスブロックを配置していきます。ブロックの縦軸と横軸をつなぐように配金しながら積み上げていきます。
『記憶の声』のガラスブロックは、フレームのない独立した構造体であるため施工が難しいとのこと。
水平・垂直・平面・直角を保ちながら10段積み上げるのは、プロでもたやすい作業でないことがよくわかりました。
作品の向かいにあたるカメラやさんのおばちゃん(杉村さん)が何度も様子を見に来てくださいました。
このガラスブロックの中には、杉村さんに提供していただいた一眼レフカメラが収められることになります。
午後6時頃の段階でなんとか6段を積み終えていただきました。しかし、明日26日からは大雨の予報。
すでに夕方から強い風が吹きだしてきました。雨が降る前に出来るだけ作業を進めるといいながら、
なんとこの日24時頃までかけて全てのガラスブロックを積み上げてくださいました。そして、翌日は雨の中、手作りの簡易テントの下で目地を埋めてくださいました。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。
現場ではすでに他の作品のうち幾つかが設置されていました。作品の設置と平行しながら道路環境が整備されているので、一体が工事現場になっています。現場に一日立会っていると、何人もの方に作品について尋ねられました。商店街の皆さんをはじめ多くの方々が新しい駅前の通りと、そこにおかれる”モニュメント”に興味を持たれていることが伝わってきました。実際に”モノ”が存在することの力を感じました。
記録:北浦






2010年2月23日火曜日

特別授業

額田プロジェクトについて



ゲスト:小原淳氏(小原木材株式会社社長) 太田さん(小原木材株式会社社員・アーティスト)

参加者:土屋公雄(教授) 杉浦見奈子(彫刻専攻助手)

     北浦、松野、岸、高橋、壬生、米倉、中谷、宮本



本日大学のプロジェクト研究室にゲストをお招きして特別授業を行いました。

内容は、小原さんより愛知県岡崎市額田の森で構想されている森林問題に取り組むプロジェクトについて、続いて土屋先生より自然と関わりあうアートの事例紹介をしていただきました。




【小原さん】
社会に出たとき、自分の志すもの(デザイン=未来を拓くもの)と社会のギャップを感じた。それ以降、自分で自分以外のもの(環境)をどう見るのか、ということを考えながらこれまで様々な取り組みを行ってきた。

・1991年 EARTH WOKER ENEGY 設立
「自然の会」・・・様々な分野のゲストの話を聞き自然について考える会。
生態学、医学、衣食住の生活環境、企業など多方面からゲストを迎え、それぞれの立場から環境についての考えやかかわり方を紹介していただいた。

・1996年 L.E.T.S.(land of Ecological Technology System)
文化が土地に定着しないと経済や産業も地域に根付いていかないという考えから、ものづくりの視点をエコロジカルなものに切り替えようとする試みを始める。

・「木もちのいい会」・・・三河の豊かな森と暮らしを考える会。
森を守るといっても、ボランティアでやっていくとどうしても続かない。継続していくためにはやはり産業を一緒にやっていかなければならないだろう。その契機として文化的なもの=アートが必要になってくると考えている。

『天使の森構想』Artist in Forest “河原百年村”計画
河原村は岡崎市にある47世帯の集落で、最若年の方が60歳の村である。林業をやって生きてきた。この村で、ただアートを森に持ち込むのではなく、100年先(自分が居なくなった世界)をどう想定し、そのために実行していくことを考える。まずは人が集まって森について考える“未来のテーブル”をこの村に作ることから始めたい。


○日本の森林について
愛知県には自然の木がほとんどない。日本全体がそうである。人工の自然ばかりである。
日本は400年前から植林して人工林を作ってきたが、昭和30年代頃から間伐をしなくなった。植林された木が管理されず、どこの森も鬱蒼として暗い印象である。日本の平均表土は50cmである。弱い森は雨が降ると表土が流れ、根が横に伸び、やがて倒木や災害に至ってしまう。陽があたらないので下草も生えなくなり、山に住む生命が失われていく。

山は雨水を保水するタンクの役割も果たしている。また、山のミネラルを含んだ水が海に注ぎ込まれることで、わかめやコンブ、近海魚が育っている。西表島の山(自然林)から続く川には豊かな流れがあるが、岡崎の川はしばらく雨が降らないととたんに水量が下がる。これは岡崎の山に保水力がないためである。


○建材として
現在の日本では建材の約8割が輸入した外材である。日本の森を正しく育て管理しながら木を使うと、建材の約9.5割を日本産で賄っていくことができる。本来、木材はその土地で育ったものを使用するのが良い。木の呼吸が育った環境に適しているからである。森は人間の排出するCO2を吸着し、その倍量のO2を吐き出している。
地震が頻発する日本の環境に木造建築は適していた。法隆寺は木造建築として1400年の歴史を誇っている。しかし、火事などの災害から消防法により公堂などへの木材の使用ができない状況である。そこで、不燃木材の開発などを行っている。もちろん有害物質が出ない方法での開発である。

○森と人の共生
肥料を持ち込むだけで森を豊かにすることはできない。本当に森を豊かにしていくためには、人の心で100年かけて森を生かしていくしかない。世界の経済が不安定になっている今こそ、産業と人の暮らしを見直す時である。その見直しを、産業ではなく文化的な視点からやっていきたい。なぜならば、人類が社会化するよりも前にアートがあったから、そしてアートの価値は貨幣に置き換えることはできないからだ。



【土屋先生】
・「彩りプロジェクト」 徳島県上勝 
国民文化祭がきっかけになり、自分たちの集落のシンボルとしてアート作品がつくられ、土地の人々の手によって守られている。

・「グライスデールフォレスト」イギリス 「ナチュラルアーキテクチャー」
森を歩き森に興味を持つきっかけとしてアートが取り入れられている。自然が主体である環境に、アートはそこに寄り添うものとして置かれている。それは、人と森を結びつける“文化的サイト”である。そこでのアートはその環境でできること、そこで果たせることをやっている。アートにとって、様々な社会の断片と絡みながら考えていくことは、アートの可能性を探っていく機会である。アート自身も“アート”という側面だけで切り取ってしまうと、狭く貧しい世界に陥ってしまう危険を抱えている。

○人間と自然の関わり方について
自然を利用しながら作品を作っていくことについて、日本と欧米には違いがある。
欧米の作品には、自然を利用しながらもそこに明快な自己がある。その根底には“自然は人間に利用されるものとして存在している”という概念がある。日本は自然を人間に従うものとして捉えていないから、作品への自然の取り込み方が変わってくる。考え方の違いが表現に現れている。



Q1.河原百年村の“未来のテーブル”コンセプトには、その先の構想もあるのか。
A.(小原さん)今現在、先のことについてはっきりしたビジョンが見えているわけではない。“未来のテーブル”を作っただけでは、産業などの社会的問題を解消できるわけではない。しかし、森と人間の関わり方のイメージとしてグライスデールのようなものがある。


(土屋先生)ビル・グラントはアートではなく、木と森を愛していた。人々に森の危機を気付かせるためにアートを使ったのだと思う。異質なものが交わるところに文化が生まれている。


Q2.今の社会に問題があると思うか。(小原さんから学生への質問)
A.「新卒の社会人の13%(位)が精神的な理由により社会人として適応できないとう理由から、入社後すぐに会社を辞めている」 という新聞記事を最近読んだ。多くの人が精神面に不安を抱えるような人間を育てている社会はどこか間違っていると思った。

(小原さん)極端なことを言えば、社会に問題がなければアートは存在しないだろうと思う。
       若い世代の人たちにもどこかに社会への問題意識を感じていてほしい。

記録:北浦















2010年1月1日金曜日

2010 謹賀新年

新年明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします! m(_ _)m









2009年12月19日土曜日

二次審査

北浦、松野、岸、高橋、岩佐、米倉

2009/12/19 10:00~

北名古屋市役所にて『記憶の声』の二次審査を受けていきました。


審査では、作品の構造と安全面についてのプレゼンテーションを行い、続いて質疑応答がありました。

建築的な部分は南川先生に補足していただきながら、高橋君が代表でがんばって話してくれました。

私たちの意志と意図と配慮が伝わっていることを祈ります。

後日審査結果が通知されるとのことで、それまでは心配ですが、ひとまずお疲れ様でした。

記録/北浦

2009年12月9日水曜日

ガラスブロックの検討

2009/12/8,9 北浦、松野、高橋、壬生、米倉、小此木、岸


ガラスブロックを業者から数個取り寄せ、出来上がったオブジェを囲んでみました。
どのような見え方になるのか、
また、クリアなガラスブロックを所々入れるべきかを検討しました。


なるべく実際の条件に近い様子で見ることができるようにとオブジェを外に出し、
ガラスブロックを積み重ねていきました。



このような感じになりそうです。

クリア(歪みのない)ガラスブロックは中身がよく見えますが、

たまゆら(歪みあり)の方はゆらゆらに歪んでとてもおもしろい見え方になります。
思ったよりも中のオブジェが何なのか確認することもできました。

みんなで話し合った結果、クリアを使わずに、すべてたまゆらで組み上げる事に決定しました。

2009年12月1日火曜日

二次審査に向けて

2009/11/30  北浦、岸、松野、高橋、壬生、小此木、米倉


約1ヶ月ぶりのブログ更新です。。。。(((((。。; )ヾ


この間、試行錯誤を繰り返しながら朝から晩まで中身の制作をしていました!
また、箱屋さん(ガラスブロックの施工業者さん)と綿密な打ち合わせを繰り返し、基礎の事や天板の事、結露の問題、等を解決してきました。


二次審査の提出書類が12月4日必着ということで、今日は先生に僕らが作った書類・図面等の最終チェックをしていただきました。





まだ中身の全体写真は載せられませんが、作品の完成イメージ図(正面)を載せることにします。

記録: 高橋

2009年11月3日火曜日

オブジェの制作1

2009/11/3 高橋、松野、岸



心棒にどのようにオブジェを固定させていくのか、
また、どのような配置が望ましいのかを実際にやりながら検
討していきました。




〜結果〜
・あまり細々した小物で密集していると、ガラスブロックから覗いた時にごちゃごちゃして、訳の分からないものになってしまう
・色の配色も考えていきたい
・配置の仕方において、ものの年代ごとに分けてみてはどうだろうか
・オブジェをブロックごとに固めるのは以外と困難なので、心棒に全て固定させてみてはどうだろうか




様々な課題が新たに出てきました。
次回は木、金曜午後1時からです。




心棒にくくり付けてみた様子(仮止め)



ガラスブロックから覗いた様子

2009年10月30日金曜日

芯棒づくり

2009/10/30 岸、高橋




am 9:00     鋼材を買いに車で瀬戸へ


am 10:30    3.2mmの鉄板を500×300にカット
          そこへ丸パイプを垂直に溶接

am 11:00    芯棒完成 !!



記録 高橋
       

10月29日

2009/10/29 北浦、松野、岸、高橋、小此木

10月29日
北名古屋市への経過報告内容や役所からの要望、最終的な方向性をみんなと再認識しました。

10月29日議題
・芯棒の構造をどのようにするか?
・そこへものをどう固定するか?

万が一のメンテナンスの事を考え、十分過ぎるほどの安定性を求めようとするあまり、複雑な芯棒を考えだしてしまいました。この案を先生に報告すると、見事にNG!!!!!
もっとシンプルに考えたらとアドバイスをもらい、
500mm×300mm、t=3.2mmの鉄板中心へ直径27.2mm、長さ1990mmの鉄丸パイプA20を垂直に溶接するというシンプルな構造になりました。
ふたについてはステンレス板の裏側に芯棒のパイプ径より少し広いステンレスパイプを溶接し中の芯棒がそこへ入る様な構造になる予定です。

物と物の固定方法については、安易に接着剤等を過信して使うより、より確かな番線でがっちり固定するという案で進んでいます。

記録 高橋

2009年10月28日水曜日

北名古屋市への経過報告

2009/10/28 高橋、小此木、北浦

北名古屋市役所へ経過報告に行ってきました。
以下は報告に対し北名古屋市からの要請です。

《 ガラスブロック部分 》
基礎とガラスブロックの設計図を出来るだけ早く提出してほしい。
基礎の施工指示も含んでかまわない。

後日、中の維持管理が出来るように、ふたを取り外し可能にしてほしい。

ガラスブロックの重さ(工務店が作用する部分にかかる総重量)が知りたい。

水抜きに関しては、一時に大雨が降ると道路の冠水が起こるので、そのことも考慮して設計してほしい。
ガラスブロック内部空間の底辺部分を持ち上げてみてはどうか。
(見た目にどのような影響があるか・・・要注意)


《 内側の部分 》
預かったオブジェの内、使用できないと判断したものは、後日丁寧に持ち主に返却してほしい。
中のオブジェの耐久性が心配なので、十分考慮してほしい。
実物を入れるという方法だけでなく、実物をかたどったものや、表面にコーティングするなどの方法も検討してほしい。
作品の肝となる部分であることを十分考慮して制作してほしい。

《 全体のスケジュール 》
11月30日に作品完成、写真等の資料提出の上、12月19日に2次審査。

3月の設置日程は未定。
2月中に基礎、ガラスブロックの施工を終了し、3月上旬に中のものを本体に落とし込むことができるように段取りをとりたい。


この後、商店街をまわり、思い出の品を提供していただきました。
喫茶店では昔の駅前や商店街の賑わいの様子を聞かせてもらいました。

記録/北浦

2009年10月27日火曜日

ゴミをダイヤモンドに変えるとは?

参加者:北浦、松野、 岸、高橋、壬生、小此木、岩佐

まず最初に北名古屋市モニュメント制作の今後のスケジュールの確認をした。

北名古屋市から送られてきた資料をコピー、全員に配布。

≪資料の内容≫

7月10日   契約締結

8月10日   設計図提出期限 
 
  9月     制作進捗状況報告・・・写真で報告

11月30日  作品完成期限・・・8月提出の設計図に出来形のサイズ、重
                    量等を記 入した出来形図を提出

12月上旬   二次審査・・・完成作品の確認

 1・2月    設置個所の基礎工事・・・市で施工

3月上旬    作品の納入、設置・・・搬入:作者負担、設置:市負担
         完了検査

3月下旬    契約代金の支払い


※ただし私たちの作品は設置と同時に完成になるため、11月30日の段階で「作品完成」の報告、12月での完成作品の確認はなし。
      
       ↓ ↓ ↓

≪スケジュールの改定事項≫


10月中   ガラスブロックの中にいれる品物の確保

11月中   ガラスブロックの内部(集めた品物の組み立て)の完成
        設置、落とし込み方法の確定

 2月     ガラスブロックの施工(2~3日)

3月上旬   内部の落とし込み(1日)


≪報告事項≫

・ガラスブロックの施工についてはほぼ確定、依頼、発注済み
 (変更はガラスブロックがイタリア製の輸入ものになること)
・約100万円という見積もり
・商店街の人々から集めた品物の紹介


外側のガラスブロックの施工に関することは大方落ち着いたが、続いて前回に引き続き今回も、中身の問題が大きく取り上げられた。

商店街の人々から自主的に提供してもらったものを作品の核として扱いながら、作者である私たち自身の”思い出の品”や、その他必要なものを私たちがセレクトして集めてもよいのではないかという意見も出た。
私たちには最終的な作品のイメージを作り上げていく責任がある。集まったものをまとめるだけでは作品にはならない。”もの”を”作品”へと昇華させなければならない。


次に集めたものをどういう形、方法でガラスブロックの中に入れるかいう問題があがった。
その中で以下の3つの案が出た。

① 品物同士を溶接、または針金等で固定した塊状のものをつくる。
② かご状のものをつくってそこに品物を納める。
③ ガラスブロックの内径で立方体のフレームをつくり、その上下面から針金を吊って品物を固定する。

・②③については構造体が見えてしまうことが指摘された。
・③については時間の経過によるワイヤーのたるみが問題視された。

とりあえずやってみないことには話が進まないということで、前回作ったガラスブロックの内空間を実寸で再現した木枠の立方体で、実際に品物を配置しながら考えることになった。

これから先、前回南川先生から指摘された塗料、色を使うという方法を含め、作品としての最終的な姿を検討しなければならないことが明確になった。せっかく提供してもらった品物たちをただのゴミにしてはいけない。それらをダイヤモンドのごとく光り輝くものにするにはどうしたらいいのか。来週は祝日、再来週は舟越桂さんのレクチャーのため2週間ゼミはないという過酷な状況だが、より魅力的な作品になるか否かはこの11月にかかっている!!


記録:岩佐

2009年10月24日土曜日

南川さんからの喝!

環境とアート ゼミ記録 2009/10/20
参加者:北浦、岸、松野、壬生、米倉、岩佐、小此木

今日は南川さんに進行状況を報告し、それに対してアドバイス、というか喝をいただきました.


◆チームリーダーに関して(重要!)

このチームには、リーダーがはっきりと決められていない。指示する人がいないため、事が進んでいかない。誰が指揮をとるかをはっきりさせよう。

◆中に入れるオブジェに関して

①設置方法
・先にガラスブロックで箱を作り、上から入れていく以外方法はない。上から吊るすという設置する案が出ているが、厳しい。 何より、搬入が難しい。

②集めてきたものの見せ方

オブジェをそのまま入れるだけというのは、非常に危険。表面に何か施すと提供してくれた方に悪いというのは、気を遣いすぎている。

土屋先生の作品も、その土地にあるものを使うというものだが、先生の作品の場合それが作品として成立している。たとえば、橋脚の作品は橋脚を扱っていることが分かるだけでなく、橋脚を超えたものになっていいる。そこが土屋先生の作品の最大の魅力である。

あくまでも、作るのはアート作品だということを忘れない。

一つの案として、表面にポリウレタンなどで塗装するのはどうか?
また、オブジェどうしの接着は難しいため、間に違う素材のものを入れる方法を考えてはどうか?

役所とのコミュニケーション

ひとつひとつの確認を怠らないようにしよう。何事も曖昧にしておかない。
日ごろからきちんとコミュニケーションがとれているかいないかで、何かアクシデントが起こった時の対応が違う。

<南川さんのアドバイスを受けて…>
南川さんから出たオブジェの表面に塗装する案を、試しに進めてみることにしました。

ポリウレタンについて調べるために梶田絵具店へ。お店の人によると、、、
◆ポリウレタン
・主剤 と 硬化剤 を 4 対 1 で混ぜる。
・ツヤ消し剤もある(主剤、硬化剤自体はツヤがある)
・刷毛塗りより、スプレーでふいたほうがきれい
・ふいた上から、透明のポリウレタンをふくと、層ができるため、紫外線からのダメージが減る。
・80~90℃を超えると、ひび割れなどが起こる。
良い点→車の塗装に使われているため、色のバリエーションが多い。
悪い点→耐候年数は10年。フッ素よりは劣る。

◆フッ素
良い点→耐候年数は10~15年(未満)。ポリウレタンより長い。
悪い点→需要が少ないため色のバリエーションが少ない。
    色の微妙なニュアンスを表現できない。

●下地処理●
塗装をする前に下地作り必要で、それも素材によって様々。
鉄であればエポキシ系のプライマーを使用する。


<これからやること>
・ガラスブロックのボックス内の気温変化を調べる

ポリウレタンは気温が80~90℃を超えるとひび割れが起こるため、
ガラスブロックのボックス内の1年の温度変化を調べる必要がある。

・中のオブジェをどのようにするかを考える

北浦さんからは、ワイヤーで吊るすのではなく、上と下でつなぎモノの位置を固定し、ワイヤーの色に合わせてモノをシルバーで塗装する、という案がでています。
他にもいろいろな案を考えて持ち寄りましょう!

・オブジェの配置をかんがえる

岩佐さんと小此木さんが、ガラスブロックのボックスの内側の空間に合わせた木枠を作ってくれたので、一度試しにモノを吊るして配置などを考える。
作品のイメージを明確にする。



期限も迫ってきているので、みんなで協力し合って進めていきましょう!!!




記録:壬生

2009年10月21日水曜日

突然の電話・・・!

環境とアート ゼミ記録 2009/10/16


参加者:松野、高橋、壬生、岩佐、小此木、米倉







一週間くらい前に市役所の方から、商店街の自治会がガラスブロックの中へいくつか入れて欲しい物があるみたいだから連絡を取ってほしいと電話があり、その後みんなで日時を調節し商店街へ向かった。





長久手から北名古屋市へは車で1時間30分・・・近いようで遠い距離です。









こんにちわー!! みんなでお店へ訪ねると奥の方から、ちょっと待ってねー!すぐ行くからー!と声が聞こえてきた。




間もなく、店の奥から大きな茶色の紙袋を手に下げた店主さんが出てきてくれました。






          紙袋の大きさにみんな驚きました!!!





これまで、作品説明と思い出の品を提供して頂けるようにメインストリートに並ぶお店はもちろん、少し路地へ入ったお店にも何件かみんなで伺っているのですが、突然の事でどんな物を出したらいいのかとお店の人達も困っていて、なかなか思うように集まらなっかたのも事実・・・予想よりも物集めに苦戦していた時期でした。



どんな思い出が入っているんだろう? みんな熱い視線で紙袋を見つめました。





        はじめに中から出てきた物は沢山の賞状でした。





昔は町内ごとに野球チームがあったそうで、商店街のある町内のチームが試合で賞を取った時のものだそうです。





  次に出てきた物は商店街のお母さん方が昔賞を取った時にもらった首から下げるメダルでした。





とても大切に保管してあったのか、かなりきれいでした。

他には、昔配っていたであろう商店街のシールや思い出の写真、どれもこれもこの町内の思い出が詰まった品々でした。

ありがとうございました!とお礼を伝え、検討してみると言って頂いたお店を再度何件か伺いました。





・ 酒屋さんで、古いとっく利。


・ ツタヤさんで、今では見かけないペコちゃんグッズ。


・ ふとん屋さんで、現役で使っていた古い鉛筆削り機。


・ 土木会社さんで、初期に出た携帯電話、子供のおもちゃ、トランシーバー。


を提供して頂きました。ありがとうございました!




今後の予定は、来週再々々々度商店街へ足を運び思い出の品を提供して頂けるようにお店を訪ねます。この訪問を最後に、提供して頂いた思い出の品をどう紡いでいくかという段階へ入っていきます。

良い作品にする為にみんなで力を合わせて頑張ります!!

記録:高橋

2009年10月14日水曜日

常滑フィールド・トリップ2009

環境とアート ゼミ記録 2009/10/13
参加者:北浦、岸、高橋、壬生、松野

今日のゼミは、愛知県常滑市に行ってきました!



それは・・・



『常滑フィールド・トリップ2009』 の展覧会を見るために。
http://tokoname-fieldtrip.jp

この展覧会には土屋ゼミの北浦さんと岸さんも出展しています!

また東京の武蔵野美術大学からも、助手の中村さんが来ていて一緒に展覧会を回りました。



●『常滑フィールド・トリップ2009』とは・・・
 『地域と創造』をテーマに、創作活動に取り組んでいる人たちの手による自主企画です。出展者が常滑という地域と関わり合いながら空き家や空き地をアートスペースとし、作品展示を行っている展覧会です。


展覧会の会場は、起伏のある路地や狭い道が多いです。またそんな路地に自生する植物などを見るのも楽しいです。



全ての会場を訪れるには、約2,5㌔の距離を歩きます。












ふとした場所にも作品が置かれています。この写真は、のぞき穴をのぞいている最中です。

                   中村さんも覗いています!


●作品は全部で25作品あり、3組の出演者によって構成されています。
ここで愛知県芸の学生の作品を少し紹介をします。



これは北浦智恵さんの作品です。砂浜の砂を部屋一面に敷き詰めて、そこへかつての常滑の海沿いを歩いた様子を投影しています。ゆらゆらと映る感じがとても不思議でした。

                 タイトル 『空景色』
これは宇田ももさんの作品です。何本も並んだ水色の糸が、とてもキレイで印象的でした!




            タイトル 『境目に重なる時』 
これは岸美智代さんの作品です。 1階から2階にかけて鉢植えを積み上げています。展示場所の空き家に入った瞬間、この空間にひきこまれました。


余談ですが・・・
土屋先生は今回展示されているひとつの作品に関連して、”わびさび”について触れました。
そこで岡倉天心の『茶の本』を読むように、薦められました。



                                集合写真in常滑


また遠出してみんなで展覧会など見に行きたいですね!


常滑フィールド・トリップ2009は10月18日(日)までなので、
興味のある方はぜひ見て下さい。
記録:松野

2009年9月23日水曜日

北名古屋市歴史民俗資料館と商店街

環境とアート ゼミ記録 2009/09/22
参加者:北浦、高橋、壬生、岩佐、小此木、米倉、岸


先日市役所の方にぜひ見て下さいと勧められた北名古屋市歴史民俗資料館へみんなで行ってきました。
ここは昭和時代、なかでも戦後から昭和30年代にかけての暮らしに重点を置いた多くの資料が展示されています。
資料館に一歩足を踏み込むと、懐かしいという言葉をつい発してしまうような空間で、人々の郷愁を誘い、昔のキオクが呼び覚まされます。
そういった意味では今回の私たちの作品のコンセプトに通じるものもあり、過去を垣間見ると共に参考にもなりました。


作品を設置するにあたり、こういったモノに宿る力で人々の中に眠る思い出や記憶がよみがえる効果を多いに期待しています。



さて、そのためには北名古屋市に住む人々の思い出をかき集めなくてはいけません。
資料館を後にして今度は作品が設置される予定地周辺の商店街へ向かい一軒ずつお願いに回りました。
ちょうど連休中のために閉まっているお店も何軒かあったので、メインストリートを外れた商店街にも数軒伺いました。
手作り桶のお店や昔ながらの金物店、布団屋さん、薬屋さんなどどこか懐かしい感じのお店が並んでいて、なんだかいい物がありそうな雰囲気がします!


今回は作品の告知とモノの募集を呼びかけたので、
来週はモノを集めにもう一度ここを訪れます!



☆イタリア製のガラスブロックを北浦さんが取り寄せてくれました。
内側が鏡面加工してあるのでまた違った見え方になります。
建築的要素が少し和らぎ良い効果が期待できそうです!!


記録:岸

2009年9月10日木曜日

工務店の方に会う

環境とアート ゼミ記録 2009/09/10 
参加者:北浦、松野、壬生、小此木、岸


岡崎にある南川先生の事務所にて、工務店の方とガラスブロックの施行について打ち合わせを行いました。



◦基礎について

基礎はガラスブロックの設置面から下に真っすぐ設けると、風等の影響によって倒れてしまう事が心配なので、より安定感を得るためフーチングを設ける事を進められた。

しかし、地中であっても定められている敷地内からはみ出る事になるので、市役所の方と検討する必要がある。



◦基礎とガラスブロックの接地面について

基礎にアンカーを打ってガラスブロックを積み上げて行く。

ガラスブロックの底面にアルミ枠を設けない。(無くても十分収まるし、コストも抑えられる)



◦湿気・結露対策について

上/天板のステンレス部分を隙間が空くように被せる事ができる構造にする。(その際隙間部分から虫やゴミが入らない様に網を張る)

下/ガラスブロックの内側から基礎部分にかけてパイプを仕込む。



◦目地の問題点

ガラスブロックの目地を埋める際にモルタルがどうしてもこぼれ落ちるので、内側を塗った場合モルタルを拾う事が出来ない。

そのため、中に入れるオブジェはガラスブロックの完成後に入れる方が施行しやすい。





確認すべきこと

・今後の完成に向けての大まかなスケジュール

・訂正後の図面

・コーナーブロックは他のメーカーにもっと都合のいいものがないかどうかの確認

・ガラスブロックの品番

・ガラスブロックの施行とオブジェの設置、どちらを先に行うか



今日の打ち合わせで、施行に向けてだいぶ具体的になってきたように感じました。

やはりプロは違うな〜〜と実感です。

そこで、また検討すべきことが出てきました。メインは中のオブジェなのにそこがまだまだあやふやです。

今後も話を進めて街の人に大事にされる作品にしていきたいと思います。


記録:岸
・ガラスブロックのサンプルを請求しました。現在検討しているのは日本製ですが、今回請求したのはイタリア製です。ちょっと仕様が違うようです。コーナーブロックも違う形状のものがありました。
(サンプルが届いたら誰か家まで取りに来てください。)
・9/22の見学会と合わせて、ガラスブロックの検討をしませんか?
・現段階での訂正した図面と、使用予定の材料の品番を工務店さんにメールしておきました。
北浦

2009年9月4日金曜日

生命の樹

生命の樹 その後  2009/09/04  記録:北浦



生命の樹の花の植変えに立ち会ってきました。
作品は、3月の竣工時より錆が進行して真赤です。
芝も青々として、たくましく清々しい感じがしました。

もうすぐ色とりどりのハイビスカスが咲きます。
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2009年8月21日金曜日

経過報告

環境とアート ゼミ記録 2009/08/19 参加者:北浦、岸、高橋、小此木

○ガラスブロックのサンプルを見ながら、仕上がりのイメージについて話し合いました。
 ・コーナーの製品はカスミしかないかどうか、複数のメーカーに当たってみる。
 ・プレーンとたまゆらの見え方について
  中のオブジェの入り方によるが、たまゆらだと見えにくくなるのでは?
  「記憶の声」としてのイメージにふさわしい見え方になるのはどちらになるのだろうか。
      ↓
 サンプルをもう一つずつ手に入れて、手前と奥のガラスの干渉等、実際の見え方を検証したい。


その他8/4,8/6の報告と、高橋君が作ってくれた原案をたたき台にしてチラシについて意見しあいました。

チラシをつくることや、ガラスブロックを選んでいく中で、コンセプトやチーム間の作品に対する理解を確認し、何度も更新することになります。

そして、自分たちだけでなく、商店街の方々をはじめとして様々な人々と作品を共有していかなければならないのだということを実感します。

もちろん簡単に達成できるわけではないけれど、幸運にも素晴らしいチャンスに巡り会えたのだと思います。


○連絡事項
 9/22 歴史民俗資料館見学&チラシをもって商店街に挨拶に伺う。
 9/29 大学で打ち合わせ&現場へ街灯のチェックに行く。
※詳しい時間等は追って連絡します。

記録:北浦

2009年8月6日木曜日

北名古屋市役所訪問

環境とアート 「記憶の声」 2009/08/06  参加者:松野、高橋、北浦  記録:北浦

北名古屋市役所訪問 丹羽さん、鳥居さんとの面談


作品の外側、ガラスブロックの図面を渡し、今後の展開等について打ち合わせをしてきました。

○作品の設置に関して
 現場での作品設置時に現地制作することで了承。期間は3月、2~3日で行う。
           
○構造に関して 
ガラスブロックの施工業者が決まり次第、北名古屋市に報告する。
役所―業者間で、作品と基礎の設置に関する打ち合わせがしたいとのこと。
ガラスブロック施工の詳細図面を、11月末に北名古屋市に提出すること。

○ライトに関して
電線の地中埋没工事は、2008年度に終了している。
その為、作品に使用する電気の引き込み管は、別途プロジェクトチームで引いてくる必要がある。(道路工事の施工業者に依頼するとよいが、業者の決定が9月末になる。)
北名古屋市としては、公募の条件の手前があるので、やはりライトは無しにしてほしい。
歩道のライトはLEDを使用しており、街路灯(交差点照射用)を含め9月中に設置完了予定。
街灯の電気代は商店街が負担しているので、これ以降の相談は商店街にすること。

○中のオブジェについて
コンセプトをしっかりと伝えていくことによって、良いものが集まってくるだろう。
(北名古屋市としては、現段階では中のオブジェに対するコンセプトが明快になっていないように思われるとの意見。)
道路側を除く3方向からの視点を考慮した構成をする。
作品の設置場所が商店街にあることから考えても、やはり商店街の方を中心としてオブジェの収集をしたほうが良いだろう。今後最も作品と関わりを持つのが商店街になるのだから、オブジェを集めることでコンセプトを発信し周知を深めていくべきである。
劣化に合わせて、オブジェの入れ替えの可能性についても考えてみる。
 夜間よりも日中の方が作品を鑑賞されることになるので、くれぐれも明るい状況に対応した作品の仕上がりとする。

○次回、11月末の段階で北名古屋市に報告すること。
ガラスブロックの施工に関する詳細図面提出。
集まった中のオブジェ、その組み立て方について。



このあと、丹羽さん、鳥居さんに案内していただき、作品の設置場所を見学し、商店街の数店にご挨拶をしました。



◆帰りの車の中での話し合い・・・
今日、初めて商店街の方に挨拶をして、口頭だけでは作品について十分な理解を得ることは難しいと感じた。作品について広く理解し、今後協力していただくために、作品のコンセプトやイメージをまとめたチラシを作り、それをもって協力をお願いして歩くようにしたい。
オブジェを光らせるために塗料を塗ることが、果たして良い結果につながるのか、皆で話しあう必要がある。
街灯が設置されたら、すぐに現場確認に行く。予想以上に明るい可能性がある。
北名古屋氏には、回想法を用いて昭和のものを集め展示している「歴史民俗資料館」があり、資料館には回想法ついて研究を進めているスタッフがおられるそうなので、一度見学させてもらう。


設置場所の様子